古今東西

　逆転に次ぐ逆転による選出か？Jリーグ昨季得点王に輝いた大久保が滑り込みでワールドカップ行きの切符を手にすることに。
　運命の日となった12日。日本サッカー協会が東京島内のホテルで記者会見を開いた。


　無論、6月に開催されるワールドカップ・ブラジル大会に向けた日本代表メンバーを発表するためだ。
　今回の記者会見には、アルベルト・ザッケローニ監督や原強化委員長等が出席。
　運命のメンバー発表となった。


　ブラジルワールドカップに挑むメンバーは次の通り。

　GK
　川島永嗣　スタンダール.リエージュ（31）　1983.3.20　185cm　82kg
　西川周作　浦和レッズ（27）　1986.6.18　183cm　81kg
　権田修一　FC東京（25）　1989.3.3　187cm　85kg

　DF
　伊野波雅彦　ジュビロ磐田（28）　1985.8.28　179cm　74kg
　今野泰幸　ガンバ大阪＝（31）　1983.1.25　178cm　73kg
　長友佑都　インテル（27）　1986.9.12　170cm　68kg
　森重真人　FC東京（26）　1987.5.21　183cm　76kg
　酒井宏樹　ハノーバー96（24）　1990.4.12、185cm　70kg
　酒井高徳　シュツットガルト（23）　1991.3.14　176cm　74kg
　内田篤人　シャルケ04（26）　1988.3.27　176cm　62kg
　吉田麻也　サウサンプトン（25）　1988.8.24　189cm　78kg

　MF
　山口蛍　セレッソ大阪（23）　1990.10.6　173cm　72kg
　青山敏弘　サンフレッチェ広島（28）　1986.2.22　174cm　73kg
　遠藤保仁　ガンバ大阪（34）　1980.1.28　178cm　75kg
　長谷部誠　ニュルンベルク（30）　1984.1.18　180cm　72kg
　本田圭佑　ACミラン（27）　1986.6.13　182cm　74kg
　香川真司　マンチェスター・U（25）　1989.3.17　172cm　64kg

　FW
　清武弘嗣　ニュルンベルク（24）　1989.11.12　172cm　66kg
　大久保嘉人　川崎フロンターレ（31）　1982.6.9　170cm　73kg
　柿谷曜一朗　セレッソ大阪（24）　1990.1.3　177cm　68kg
　大迫勇也　1860ミュンヘン（24）　1990.5.18　182cm　73kg
　斎藤学　横浜Fマリノス（24）　1990.4.4　169cm　68kg
　岡崎慎司　マインツ（28）　1986.4.16　174cm　76kg


　次の時代につながる選手そして、ザッケローニ政権下の4年間代表を支えてきたベテラン選手等バランスの取れば人選となったのではないかと考える。
　所属クラブでパフォーマンスを落としている選手が数名招集されているのが気がかりではあるものの、海外それも強豪クラブへの所属ということを考慮すれば致し方ないことか。


　3大会連続での出場が最年長の遠藤。前回大会決勝トーナメント進出の立役者となった本田圭佑、前回惜しくも本大会出場を逃した香川真司も順当に選出された。
　この3年間で世界レベルのサイドバックへと成長した内田と長友も順当に選出されており、本大会での活躍が期待される。


　日本代表の今後の予定は、5月27日に咲いた今スタジアムでキプロスとの壮行試合に挑み、その後アメリカで事前強化合宿。
　現地時間6月14日にワールドカップ初戦を迎えることとなるが、日本代表は所詮の1週間前を目処にブラジル入りする予定。


　日本代表はワールドカップグループC組に属し、現地時間6月14日にコートジボワール代表と初戦を戦い、その後現地時間19日にギリシャ代表、現地時間24日にコロンビア代表と対戦することとなる。
　実力レベルから考えれば、1勝1敗1分が順当なところ。初戦のコートジボワール代表との戦いにどのような形で入ることができかによって、決勝トーナメント進出の是非が問われることとなるだろう。